香港建築現場足場解体作業

中国のビル建設や外壁工事の足場が竹なのは有名ですが、ここ香港も竹の足場が使われています。丁度、宿の真ん前にあるオンボロビルが外装工事で足場組んであったのですが・・・

HK_KLN.jpg

今朝、それの解体作業を行っていました。香港に長く居ても、この作業を横から見られるのはなかなか無い様な気がします。上から作業開始して、バラした竹を手で下へ送りながら順次降りてきます。

HKG_ bamboo-1.jpg

一番下まで送られた竹は並べて置いておきます。

HKG_ bamboo-2.jpg

この作業、途中にいた竹送り要員は、ずっと竹送り要員なのかと思ったら、解体のラインが自分の所まで降りてくると解体要員に変身。というわけで、解体速度は下へ行くほど加速して行きます。

HKG_ bamboo-4.jpg

結構あっと言う間にマッサラに・・・

HKG_ bamboo-5.jpg

この竹の足場については、色々とナゾが多いのです。例えばこの現場の例でいくと足場の全高は30mくらいあるのですが「垂直加重をどう分散させているのか」がわかりません。この現場はまだ一番下がコンクリートなので、そこにガッツリ載せるということも可能ですが、一番の下の竹とかヒモがすべての加重を担保できるとも思えません。また、多くの現場では一番下は地面に達していなかったりします。とすれば、途中でビルの外壁に垂直加重を分散してかけられる様な組み方をしているはずなのですが、それが具体的にどうなっているのかが見てて全くわからないのです。あとそれに関係するのですが「壁面に対してどう固定されているのか」です。今回の解体を見ていると外壁に対して固定している部分が見当たりませんでした。

で、そういう前提を考慮してみると、この解体作業、こうやって一面ずつ解体するとなると最後の一面ってなんかスゲー怖くないですか!!?? 剥がれる様に崩落したりしないのだろーか(笑)

特別付録として、動画(wmv形式)を2本置いておきます。

(1)竹送り作業。長いサイズの竹だと下の人が確保して上の人が手を放すのですが、さて、下の人に届かない長さの竹は??
http://jinjin.name/arc/movie/HKG_bamboo-1.wmv

(2)作業中盤以降、竹送り要員だった連中が解体に加わってからの作業の様子。なんか、間違って他の人が足載せてる棒のヒモを切ってしまったりしないのか心配です(笑)
http://jinjin.name/arc/movie/HKG_bamboo-2.wmv

---- 追記 ------------------------------------------------------

午前中に2面が終り、午後イチで3面目も完了、ついに最後の1面??と思って見に行ったら残念ながら裏面はまた緑のシートかぶったままで、今日は作業しないみたいでした。更に、このビルは普通に四角いわけではなかった様で、その部分の解体作業が行われていました。

HKG_ bamboo-6.jpg

が、ここで、足場が最後の一面になってもはがれ落ちない仕掛けを発見しました(笑)

HKG_ bamboo-7.jpg

ビルの壁面にフックが出ており、それにヒモで固定しています!! ビルの壁面にそんなものが標準装備されてるのか!!(笑) まあ竹の足場前提なら、アタリマエなのかもしれません。ナゾは一つ解明されましたが、垂直加重の分散問題はまだ不明です・・・
posted by Jinjin at 2011年12月07日_12:25 | Comment(7) | 出張ネタ
もう2面目が解体されはじめた・・・
残念ながら、こちらから見える面。
最後の1面をこちら側に残して欲しかった(笑)
Posted by じんじんさん@香港 at 2011年12月07日 12:37
昔、フジオプロで香港へ行った。
「オール読物」のお仲間でも。

このときに見た「竹のビル工事」
ショックだったが、今もやっているとは。
さすが香港。
地震は無いに等しいとは言え、
やはり「コスト」のカットだよね。
Posted by 長谷邦夫 at 2011年12月07日 16:12
竹なら最後燃やしちゃえば片付けなくてもいいから楽なんじゃ…(笑)
Posted by けいじ at 2011年12月07日 22:13
コストのカットの結果で竹のまま、なんじゃなくて
「竹以外のものを使う意味がわかんないヨ」
なのかも(笑)
他の材料の足場にするなら、竹を圧倒的に凌駕するメリットがなければダメなんでしょう。
日本の足場は元が丸太利用だったから、それなら金属パイプのがいいのかもね。
Posted by じんじんさん@香港 at 2011年12月07日 22:20
足場が剥がれ落ちない仕組みについて写真追加しました。
Posted by じんじんさん@香港 at 2011年12月08日 09:51
竹は軽くて丈夫なんで人件費の安いアジアの国々では鋼管使うより
ずっと便利なんだと思う。日本みたいに現場でクレーン使うのが
当たり前なんて現場は滅多にないんじゃないかな?
材料が竹でも燃やすのは何度も使って老朽化した後だと
思います(笑)←最後は炭にしてたりして(^^;

「垂直加重」は正しくは鉛直荷重ね(笑)
竹だと軽いから最下部の竹が負担する重さは大した事ないんだと思う。
接地はこの現場の場合、地面でなく庇にしてるみたいね。
建物本体と違って足場の場合は自重以外に負担する重量って、
作業員の重さとその作業員が持ってあがれる工事用資材だけだと思う。

竹自重は長期荷重、作業時の荷重は短期荷重って認識になる。
竹自重って・・・乾燥してたら長さ1mにつき1kgがいいとこ?
足場の縦横の間隔は1m位な感じだから一本の最下部にかかる自重は
高さ30mのビルでも60キロ程度。そこに一人の作業員が作業していたとして
プラス100キロ。そう考えると、足場の強度のポイントは
緊結するヒモだかワイヤーだかの強度で決まってくる気がする。

もしかすると一箇所の足場に一人分の作業荷重しかかからないように
作業するとか言うルールがあったりするのかも。
そう考えると接地&解体作業時が一番足場にかかる負担がでかいのかもね。

しっかし・・・
短い竹って下の人に向かって落としてるんだ(^_^;
取り落としたらどうなっちゃうんだろ〜(爆)
Posted by MIMI at 2011年12月08日 11:10
そっか、改めて冷静に考えてみると、そんなに加重かかってないのかも、なのね。>一番下
Posted by じんじんさん@香港 at 2011年12月08日 11:19
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